葛飾区で女性初! 第70代葛飾区議会新議長の誕生です
10月14日、葛飾区議会第3回定例会が無事に終了いたしました。
本定例会では、各委員会並びに決算審査特別委員会の4つの分科会にて慎重に審議を重ねた結果、区長提出議案等29件(予算4件、決算5件、制定する条例2件、一部を改正する条例5件、契約9件、その他3件)、議員提出議案4件の議案等が可決されました。
また、本定例会を持ちまして、平田みつよし議長が辞任を表明。
代わって、葛飾区議会で初めての女性議長として、第70代 秋本とよえ新議長が誕生いたしました。
【新議長挨拶 秋本とよえ】
10月14日に開かれました本会議におきまして、議長に就任をさせていただきました。議長という重責に、身の引き締まる思いで一杯でございます。区政を取り巻く状況は、新型コロナウイルス感染症対策やそれに伴う新たな生活様式への対応をはじめ、さまざまな重要課題が山積しており、区民福祉向上のために区政の果たすべき役割はいっそう重要度を増しております。こうした状況の中、私ども区議会は更なる区政進展のため、執行機関と力を合わせ、全力を傾注してまいる所存であります。
区民の皆様には、今後ともご支援とご協力をお願い申し上げまして、就任の挨拶とさせていただきます。
秋本とよえ
【辞任にあたって 平田みつよし】
本10月14日、第3回定例会最終日を以って葛飾区議会議長を辞任させて頂きました。この1年を振り返り、様々な思い出が想起されます。
台風19号が首都圏を襲い、葛飾区でも約2万人の方々が避難されたのは議長に就任した翌日のことでした。私は就任早々、緊急招集に備えて待機を要請され、未明まで情報収集や申し入れを行いました。波瀾のスタートでした。
東京23区の区議会を代表し、中国の北京市や広東省の人民代表大会(議会)を公式訪問する機会も頂きました。日本と中国は数多くの緊張や矛盾も孕んでいます。しかし、東アジアにとって日中関係の安定が望ましいことは間違いありません。会談した中国要人には日本留学・駐在の経験者が多く、心情的には親日家が少なくないことを実感しました。草の根レベルでの友好交流は大事にするべきと思います。
年が明けると、区役所の仕事始め式に於ける幹部職員への年頭挨拶や、はたちのつどいに於ける新成人への祝辞など、初めて経験する議長公務が続きました。ところが、新年会をこなすうちに新型コロナウイルスが猖獗し、3月以降は行事や会合が次々中止となってしまいました。
緊急事態宣言の下、区は様々な感染症対策や経済政策を講じました。それらを首長の専決処分で対応した自治体もありましたが、未曾有の危機にこそ議会が率先して機動性を示すことが重要だと考えました。結果、葛飾区議会は臨時会を3回にわたって開催し、本日までに6次にわたる補正予算を成立させました。異例のことでしたが、給付金をはじめとする区民の厚生向上に資することができたと思います。
また、緊急事態宣言にあたっては、清掃一部事務組合議会を構成する東京23区の議長同士が連携し、廃棄物処理手数料の納付期限を延長する支援策も実現しました。
あっという間の1年でしたが、議長として得難い経験を頂戴しました。お支え頂いた区議会議員をはじめ全ての区政関係者の皆さんはもちろん、何より私を議会に送って下さった地元の皆様に改めて衷心より厚く御礼申し上げます。
後任の秋本豊栄議長は葛飾区で初めての女性議長です。ご活躍を心からお祈り申し上げ、今後は議会の一員として新議長をお支えしたいと思います。
1年間ありがとうございました。
平田みつよし
議長の交代に伴って我が自民党会派内でも新しい役員体制となりました。
秋本とよえ議員が担当しておられた幹事団は峯岸よしゆき議員が副幹事長となり、
また危機管理対策特別委員会は平田みつよし議員に交代いたしました。
これからも自民党議員団は一丸となって、区民の皆様の安心して暮らせる街づくりに邁進してまいります。